Fw: [発想源]651:騎手と経営者 | nakao312.ameblo.jp

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2006/08/18 Daily Mail Magazine by M.Hironaka
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●今日の発想源
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 御社の発想源として実践に役立てて頂けるビジネスコラム。
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 【第651回】 騎手と経営者
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 うちの父と母は今も福岡県北九州市に住んでいるのだが、
 ここ数年ずっと、乗馬をやっているらしい。

 福岡市の方に乗馬ができるクラブみたいなのがあるらしく、
 暇な日にはちょくちょく出かけて馬に乗っているようだ。
 (別に馬持ってる金持ちとかじゃないです)


 たまに北九州の実家に帰ってみると、
 「馬ってやつは…」みたいな話を延々と聞かされる。

 「馬は、お尻にハエが一匹止まったぐらいで、尻尾でパタパタと
  追い払うぐらい繊細な性格かと思いきや、
  上に乗ってバコッて足で蹴りを入れてもノホホンとしとる」
 とか聞かされるわけだ。
 知らないよ、そんなこと聞かされてもさ。



 でも一つ、興味深い話があった。


 乗馬を始める時に、
 初心者がまず一番練習を必要とすることは何か。


 それは、馬に乗っているときの姿勢らしい。

 なぜなら、姿勢が悪いと、馬が歩いてくれないのだそうだ。


 怖いからと言って前かがみになって下を見てしまったり、
 もともと姿勢が悪くて猫背のまま乗っていたりすると、
 馬は蹴っても叩いても前に進んでくれないという。

 お尻から頭の上まで一本の軸が通るようにピンと姿勢が張ると、
 馬はようやくトコトコと歩いてくれるのだそうだ。

 姿勢が悪い時には、馬は騎手のほうを振り向いて
 「こいつは姿勢が悪いな」と分かるわけではない。

 ただ背中に乗せているだけで、
 騎手の姿勢が良いのか悪いのかがバランス的に分かるのだろう。

 つまり騎手の姿勢が「人馬一体」の状態を作れるかどうかという
 大きなポイントになっているということだ。



 なぜ、そんな話に興味が行ったかというと、
 これは会社経営でも同じことが言えるからである。


 騎手を経営者、馬を会社(社員の皆さんなど)で考えてみると分かる。


 社長の経営姿勢に揺れがあると、
 社員たちは正しい方向に進んでいかない。

 会社には社是や経営理念と言ったものがあるが、
 そういう軸から社長の心がだんだんぶれ始めると、
 社員たちは、社長の姿をじかに見ていなくても、
 「なんかこの仕事、よくないな」と敏感に感じるものだ。

 「ちょっとこっちも儲かりそうだから、手を出すか」
 と、自分の事業ドメインに全く関係がないものにも、
 経営者が簡単に手を出すようであれば、
 そこで経営姿勢というものはバランスを失ってしまう。

 だから目先の小銭が入ってきているのかもしれないが、
 実は会社の歩みはそこで踏み止まってしまう。

 経営者のバランスが失われると、会社は進んでいかないのだ。



 などということを、
 乗馬の話を聞いた時に考えてしまった。

 今度、僕もお馬さんに乗ってみようかな。



 経営者は、騎手のようなもの。

 マーケットという広い草原を、会社という馬が歩いていくために、
 騎手である経営者にとって最も大切なことは

 決してテクニック的な「手綱さばき」ではなく、

 目の前にニンジンをぶら下げるなどという一時的な技でもなく、

 経営姿勢をしっかりと真っ直ぐ貫くことではないだろうか。



 御社の経営姿勢は、ふらふらしていませんか?



 【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)-----------------
  ・自社が扱っている商品やサービスを、全てノートに列挙する。
  ・自社の経営理念、社是などを全てノートに列挙する。
  ・経営理念に反していると思われる商品やサービスはないか、
   今一度全部確認をしてみる。


  ※本日の「今日の発想源」はいかがでしたか?
   ぜひ読んだ意見や感想を、筆者までお伝え下さい。
   ご意見・ご感想はこちらへ→ hironaka@quizzing.jp


  ※考えたら、ノートに書き込んで実践してみよう!



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【おたより】 「発想源」へのメッセージ、ありがとうございます!
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●弘中様、先日はありがとうございました。
 仙台発想源に参加させていただきました、仙台ホテルのSと申します。
 「最強のホテル再